ロウリュ(ロウリュウ)とは
サウナ施設では「ロウリュサービスやってます」というところも多いです。
サウナ室内だったり、岩盤浴室内だったり。
でも最初はやっぱり「ロウリュって何なん?」という疑問が湧いてきますよね。
一般的にロウリュサービスっていうのは、ざっくり言うと、
アロマ水を焼石にかけて蒸発させて室内の湿度をガッと上げて、スタッフが熱波をあおいでくれるやつ
です。
ただ一応、厳密に言うと上記の一連のサービスはアウフグースと呼ぶのが正確で、ロウリュというのはアロマ水を焼石にかける行為のみを指すのですが、まぁ最初はそんな細かいことは置いておきましょう。
とりあえず最初はロウリュもアウフグースも大体同じものと覚えていいと思います。
人気の秘密
なぜそんなにロウリュが人気なのかというと、「楽しみながら気持ち良くアッツアツになれる」からです。
まずは立ち上るアロマの香りを楽しみます。
また、水蒸気が室内に広がっていき、それをスタッフがタオルやうちわで撹拌することで、モワッと体感温度が上がっていきます。
撹拌が終わったら次はひとりひとりをタオル等であおいでいき、強い熱風が身体を心地よく刺激します。
これで1セット。これを2回から3回繰り返してくれて終了です。
この嗅覚(アロマの香り)でも視覚(タオルさばき)でも触覚(熱風)でも楽しめるところに人気の秘訣があるのです。
ロウリュのお作法
ロウリュの大体の意味や人気のわけを知ったところでお作法について学びましょう。
ロウリュサービスの一般的な流れは下記の通りで、
①ロウリュやアロマ水についての説明
↓
②焼石にアロマ水を掛ける
↓
③立ち上った蒸気をあおいで室内全体に巡らせる
※室内がぐんと熱く感じるようになります
↓
④一人ずつに強烈な熱波を送る(5スイング程度)
↓
⑤ ②~④を2~3回繰り返す
↓
⑤熱波のおかわり
↓
⑦最後は頑張ってくれた店員さんに対して拍手して終了
だいたいこんな感じです。
お店のサウナ室の広さや参加者の数によっても実施時間が変わりますが、概ね10分くらいです。
なお、人気のサービスなので開始時間直前にドドッと駆け込みでサウナ室が埋まって満員になってしまうこともあります。
満員でなくても、サービスの性質上、途中参加は基本的にどの施設でも禁止となっています。
なので、開始5分前くらいにはスタンバイして、サウナ室の近くで周りを観察して参加し損ねないようにタイミングを伺っておくのがベターです。
あと汗を沢山かくので、事前に充分な水分補給をしておくのを忘れないようにしましょう。
また、熱波を一人ずつ順番にあおいでいるときのマナーとして、店員さんがあおぎやすいように必要に応じてよけたりかがんだりしましょう。
ロウリュを受ける際の注意
注意点は、まず絶対に無理をしないこと。
普段より体感温度が上がってしんどくなるので、ヤバいなと感じたらすぐに退出しましょう。
体感温度はひな壇の上になるほど高いものなので、慣れないうちはひな壇の下に座ることを心がけましょう。
ロウリュ前に水風呂にサッと入って少し身体を冷ましておくのもひとつのコツです。
また、ロウリュ後はびっしょり汗をかいているのでいつも以上にしっかり汗を流してから水風呂に入りましょう。
ロウリュ後のおすすめ
ロウリュを受けた直後の行動として、水風呂に入るとハイパー気持ちいいです。
普段サウナに入るときよりも、身体の芯があったまっていますし、肌の表面も熱くなっています。
そんな後に入る水風呂が気持ち良くないわけありません。
夏に海で、程よく日光浴した後に海水浴したらめちゃめちゃ気持ちいいじゃないですか。それと似たようなものです。
熱さを我慢した後の極上のご褒美なので、ぜひ水風呂には入るようにしましょう。(岩盤浴でロウリュを受けた時は汗を拭いたあと冷たい浴室に入ると似たような気持ち良さを得られます)
水風呂に慣れていないと最初のうちはキツいかもしれませんが、何度かチャレンジするうちにあるときハッと目覚めるので。
そうしたらもう虜です。
水風呂後の休憩時の「ととのい」も普段と違ったキマり方をするようになります。
ぜひ試してみてください。
余談
なお、店舗によっては熱波の技術を極めた「熱波師」と呼ばれる方がロウリュサービスをしてくれるところもあります。
熱波師をご存知ない方はぜひ下記の記事を読んでみて下さい。
zakkurisauna.hateblo.jp
熱波師のロウリュサービスを受けると、もっともっとロウリュにハマっていくと思います。
自分に合ったロウリュをしてくれるお店を探すのも、サウナの楽しみ方のひとつかもしれませんね。