ザっくりととのうサウナ入門

サウナ初心者向けにサウナについてざっくりとわかるように紹介するブログです。

【サウ上彰、熱波師を語る】vol.1 レジェンドゆう氏

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はじめに

どうも、「サウナ界の池上彰」を目指すサウ上彰を肩書きに持つことにしたやのしんです。

純然たる思いつきで始まるこの連載ですが、ロウリュサービスが大好き、中でもプロ熱波師が行うそれが大好きな私が、体験したプロ熱波師のロウリュ(アウフグース)について熱く語るという趣旨になります。

要するに、私が大好きな熱波師について語りたいだけ語るだけです。だけですが、その熱意は他の人に負けないくらいの熱量だと思うので、それをお伝えできればと思います。

さて、記念すべき(?)第一回目は「レジェンドゆう」氏です。

つい先日、上野から徒歩10分ほど、御徒町からなら30秒という好立地にあるスパリゾートプレジデントにレジェンドゆう氏が来られたので私は行ってきたのですが、そのパフォーマンスがまぁ凄くて感激したのでそれについて語ります。

噂はかねがね

そもそも、ゆう氏の存在についてはストリップ大好き・なおこりんから「あの人のロウリュはヤバい」と聞いていたんです。

レスタの男性浴場を女性に開放したイベントだったかな?そのときになおこりんはゆう氏のロウリュを初めて受けて、何種類ものタオルパフォーマンスがあってその違いによって風も変わるんだ、と言っていたんです。

それで興味津々になった私なんですが、ゆう氏は基本的には千葉県あたりを中心に活動されているんです。私は川崎市に住んでいるのでちょっと距離的にアレだな、と思ってしばらく様子を伺っていたんです。

そうしたら先月Twitterを見ていたらプレジデント公式が「ゆう氏くるよ!」とツイートしていて、都内に来るんならこりゃ何としても行くっきゃないなと心に決めたんです。

せっかくならサウナ友達とかオンラインでも適当に同行者を募ろうと呼び掛けたら、フンガーまこちん(以下まこちん)とサウナチョットスキさん(以下チョットさん)が来てくれることになりました。

前日から興奮していたのでTwitterで明日の楽しみをつぶやいていたら、レジェンドゆう氏のファンだという黒い太陽のケイさん(以下ケイさん)が反応して下さって、「ヤバいですよ」と。

パフォーマンスが素晴らしいのは前提として、「とにかく熱いので気を付けておいた方がいいですよ」とアドバイスをくれたんです。

僕は赤坂のオリエンタルとかラクーアのロウリュの熱さが下段でもギリギリっていう感じで、熱さに対して自身があるわけではないので「じゃあ下段かな」なんて言ってたら、そのやりとりにゆう氏も直々で入ってこられて「下段は足のすねを狙いますよ」と言うんです。

こりゃあ困ったな、と思いながらも足のすねに熱波を受けるなんて聞いたことないですから、ワクワクが止まらなくなりました。

さていよいよ体験

で、当日です。

僕とまこちんは下段、熱さに自信ありというチョットさんは上段に座ってロウリュサービスがスタート。

大きめのバケツいっぱいに入ったストーンに、ゆう氏お手製のじょうろでチョロチョロとアロマ水がかけられ蒸気が発生していきます。

心配していた熱さは、サウナ室がもともと低湿だったこともあってそんなにガツンとは来なくて大丈夫でした。(ちなみにケイさんが通う龍泉の湯はもともと高湿だからマジで熱いらしい)

そこからタオルパフォーマンスが始まるんですが、これがほんと見惚れてしまうくらい美しくタオルが舞うんです。

それも、蒸気を室内に行きわたらせる用、顔だけに風を当てる用、体の裏に風を当てる用、天井が低い用、すみっこ用などなど、どれも違ったタオルさばきで、どれも風の質が違うんです。

なおこりんの言っていた通りで、これには感動でしたね。

もちろん足のすねを狙う用もあって、ゆう氏の目の前にいた私は直撃で悶絶しました。

熱は基本上に行くものですからね。下半身が熱くなることって基本なくて、まぁ床が熱くて足の裏がヒリつくくらいじゃないですか?

それが初めてすねに熱波が襲ってきたので、言うなればムキたてのおちんちんにお湯をかけるようなものですよね。「うぎゃー!」って感じでした。

さらに、からだ全体を扇ぐときはタオルが2枚重ねになるんですよ。その風力が強いのなんの。

マンガ サ道」でロウリュで風を受けた海原はるか風のおじさんの髪がブワーってなびく描写があるじゃないですか?まさにあれを実写化できるくらいの風の強さなんです。

強くスイングしてるときにタオルから「バンッ!バンッ!」と気持ち良い音が鳴るのも良かったです。

そんな目と耳と皮膚で感じるパフォーマンスの数々にうっとりしているうちにあっという間に時間が経っているんですね。

だから個別に扇ぐ時間になって自分の番を待っているときに冷静になると「あれ?もう結構苦しいぞ」ってなるんです。で、我慢しきれない人たちが次々と出ていく。

ロウリュサービスでこんなに途中退出が多かったのは初めて見ました。

2枚重ねスイングがラストパフォーマンスでそれでロウリュサービスが終わる、と思いきや、ゆう氏のパフォーマンスはまだ終わりじゃないんですよ。

それが「クールスイング」という名の水風呂で行う扇ぎなんです。すごくないですか?そんなの思いつきます?

水風呂の水面に溜まっている冷気を上昇させてくれるんですけど、それがものっすごく気持ちいいんです。

冷風で下から上に顔を撫でられることで、体の冷気がスッと上に抜けていくような感覚なんです。

これを1人1人にやって、これでロウリュサービスが終了となります。

水風呂まで入れたら15~20分くらいの長いパフォーマンスですが、体感は本当にあっという間です。満足度は非常に高いです。

ちなみに、熱さに自信ありと豪語していたチョットさんはしれっと途中退出していました。おい。

プロ熱波師によるロウリュ体験が初めてだったまこちんは興奮気味に「凄かったね!」と言っていて、プロ熱波師という存在にとても興味を持ったようで、「色々な人の熱波を受けてみたい!」と見事にハマってくれました。

ゆう氏とおしゃべり

さて、しっかりととのって次はご飯を食べようとレストランスペースに行って3人話していたら、そこに偶然ゆう氏が現れて、ご挨拶をしたらぜひご一緒にという流れになって4人でお話をすることに

ゆう氏もおしゃべり大好きだし私たちも聞きたいことだらけなので、ゆう氏から色んな話を伺いました。

ゆう氏がプロ熱波師になったのは4年前、もともと温浴施設で働いていて、ロウリュをやったりコンシェルジュをしたりしていたのが、他に必要とされていた場所に行かなくてはならない状況となりやむを得ず施設を離れ、その時にプロとしてフリーでやっていかざるを得なくなったのがきっかけだそうです。

また、熱波師であるだけでなくカウンセラーの資格をお持ちだったり、コーチングのノウハウをご存知だったり、手相も見れちゃったり、なんやかんや10種以上の肩書きを持っているんだとか。

だから、たまにロウリュを受けたお客さんから悩みを相談されたりすることもあるようで、そういったときに手相を見てあげたりしてアドバイスしちゃったりなんてこともあるんだそうです。

そのようにお客様の気持ちを思い遣ることを大切にしているから、パフォーマンスのときも、ひな壇でポジションの良くないところにいる人だったり個別スイングで最後の順番になっちゃった人には特別なスイングをしてあげるように意識的にされているんだそうです。加えて、飽きが来ないように回ごとにアロマの種類を変えたり、タオルの扇ぎ方を変えたりするんだとか。

アロマはご自身で60種類くらいのものをお持ちだそうで、しかもそれを独自にブレンドしたりするからその数は実質無限大ですよね。

タオルのスイングの種類については20以上はあるようで、でもそこにもちゃんとポリシーがあって、「空気が循環しないパフォーマンスはしない」と決めているんだそうです。

YouTubeなんかでアウフグースを調べると、結構体格の良いお兄ちゃんがアクロバティックにタオルを回しているものを見つけたりするんですが、ゆう氏いわく「あれはやってみたけど見た目だけで空気が流れない」んだとか。

さすがプロフェッショナルだなぁと感心してしまいました。

また、商魂たくましいゆう氏はオリジナルTシャツの宣伝をバンバン入れてくるのですが、でも正しくいうとそこに「儲け」は全然求めていないんです。

音楽業界みたいに物販で利益を得ようってことではなくて、Tシャツを着てもらってファンになってもらってまた「来店」するきっかけを作る、そこを大切にしているんです。

だからTシャツも現在は税込で2080円

素材はドライメッシュで在庫を持ちすぎないために少量ずつしか作らないから単価もそんなに安くない。それなのにその値段なんです。

ドライメッシュなのも、湯上がりに来た時に気持ち良い素材はどれか、着たおしても首がヨレにくいのはどれか、というものを考えてそれにたどり着いたのだと。

ロウリュとは直接関係ない所にまで気配りが行き届いていて本当に素敵だなと思いました。

そして、「それ以外にもグッズは作らないんですか?」なんて聞いたら次から次へと出てくるグッズの構想。

普段から考えているものをアウトプットするというよりは、その時その時に思いついたものをポッと出すような感じなんですが、それが息つくひまもなく出てくるから相当頭の回転も速いのだと思います。

他には、温浴施設のコンサル的なことをしたという話も伺いました。

とある施設が「おふろ甲子園」という施設のサービス精神を競い合うイベントで最下位になってしまい、それを改善出来ないかとゆう氏が相談を受け、あーしたらいいこーしたらいいとアドバイスをしたら、支配人が積極的にそれを取り入れ、また店舗のスタッフとも波長が合ったようで様々な改善を実現でき、その翌年の同大会でその施設は準優勝にまで成長したのだと。

そういうところからもお客様目線で、満足してもらうことを大切にしていらっしゃるということが伝わってきました。

まぁそんなこんなで話は尽きなかったわけですが、次のロウリュの時間が迫ってきたということでお開きになりました。

秘密兵器登場

本来1回だけロウリュを受けて帰る予定だったのですが、「次の回からは秘密兵器を投入しますよ」というゆう氏の言葉に心を動かされた私は次の回も受けることに。

まこちんはもともと別件が入っていたので残念ながら参加出来ずで、チョットさんはレストランでうっかりお酒を飲んでしまったため見送り。おい。

ひとりで受ける2回目は、さっき下段で大丈夫だったので上段に座ることにしました。

そして秘密兵器がやってくるのですが、それは普段使うバケツいっぱいのストーン、に加えてもう一つの鉄製のバケツいっぱいのストーン

単純にストーンの量が倍になって、しかも鉄製だから熱が逃げないという強化版。

1回目よりも蒸気の発生量が明らかに増えて体感温度は上昇し、途中退出者が前回の倍はいました。最後まで残っていた人の方が少なかったのではないでしょうか。

でも私はこう思っていました。

いい室温ですね」(サウ上彰だけに)

大満足でしたが、ゆう氏としては秘密兵器にはまだ改良の余地があるということでこれから更に進化を遂げていくものと思われます。

そんなとこです。

おわりに

さて、長々と書いてきましたがそろそろ締めに入ります。

ゆう氏のロウリュには「ロウリュの概念をグルッと変えてしまうくらいの衝撃」がありました。

ただ、そこを掘り下げていくと核は意外とシンプルで「お客様に満足してもらいたい」というものでした。

だからこそゆう氏はこれからも日々進化の精神をもってプロ熱波師として活動していくのです。

今後もゆう氏から目が離せません。
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