はじめに
どうもこんにちは、サウナ界の池上彰を目指すやのしん(サウ上彰)です。
11/19(月)というド平日にファンタジースパ・おふろの国(以下:フロクニ)で行われた「第四回大サウナ博」。
絶賛無職の私は時間が有り余っていましたし、全国各地から熱波師さんが集結されるという熱波師好きの私からしたら夢の祭典としか思えない催しだったため、喜び勇んで行って来ましたので、それについて覚えている限り細かくレポートをさせて頂ければと思います。
ただ、日本サウナ祭り2018のレポートの時もそうでしたが、私は基本的に初めから「レポートを書こう」と思って会場で熱心にメモを取っているわけではなく、「めちゃ楽しかったから記録として残しておこう」的な感じなので、所々抜けがあったり時系列がおかしかったりするところがあるかもしれませんのであらかじめご了承ください。
(ポスター)
細かくじゃなくて簡潔に様子を知りたいという方はシダさんのブログ「旅は哲学ソクラテス」の方を読むと概要がつかめます。
furonavi.blog.jp
当日
事前の告知には開場時間は書かれているものの開演時間が書かれていなかったので、とりあえず開場ぴったりぐらいに合わせようと思い12時ちょい過ぎくらいにフロクニに到着しました。
イベント開催日なので通常営業はお休み。フロクニのイベント系が平日に行われるのはやっぱり休日が一般の入浴客の利用が多いからなんだそうです。
さて、会場入りしたところ絶賛準備中だったので、とりあえず受付だけ済ませて休憩スペースで待機することに。
そしたらそこに本日熱波師として出場されるシダトモヒロさん(以下:シダさん)を発見。ご挨拶してしばし歓談。
続いて審査員&受賞者として呼ばれているサウナアパレル・KOUGONEWYORKを展開されているガースーさんにも遭遇して3人で歓談したのですが、フロクニ初入国のガースーさんは空気感やお客さんの感じの違いに戸惑っていて大きな体がいつもより小さく見えました。
kougonewyork.stores.jp
今日の細かい予定が全然告知されていなかったので、演者側のシダさんと審査員のガースーさんに聞いてみたら、お二人も細かいことを全然知らされていないとのこと。
タオルを振るのはわかるけど他にどんなことするのかわからないシダさん、何をどう審査するかすら知らないガースーさん。
そんなこんなのうちにいきなり音楽ライブが始まりました。どうやら前座的なことらしい。
おじさんたちしかいないのに歌われるアンパンマンのマーチに先行きの見えなさを案じたのは私だけじゃなかったはずです。
さてせっかくだし誰か知り合いとかがいないだろうかとうろついたら審査員の爪切男さんを発見。
爪さんは「小野真弓と今年中にラウンドワンに行きたい」という変態的なネーミングだけど天才的に面白いブログを運営するブロガーから才能を見いだされて週刊SPAでコラムを連載するようになり、ついには「死にたい夜にかぎって」という書籍まで出版する作家に成り上がったお方で、私はブログ時代からのファンだったので今日はぜひともお会いできればと思っておりました。
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そんな敬愛する爪さんにはご挨拶せねばということでお声かけをさせて頂きました。色々とお話ができ、お互い共通のファンである眉村ちあきさんについても深く話せてとても楽しかったです。爪さんありがとうございました。
そんな爪さんも何をどう審査するかは全然知らないとのこと。
いよいよスタート
そんなこんなしているうちに客も演者も審査員も集まってきたので、主宰の林さんがスーっと現れてメリハリなど一切なく「じゃあ時間もアレだし人が集まってきたのではじめまーす」みたいな感じでぬるっと開会。
(出場者の皆々様)
まずはヤング熱波杯とチャンピオンカーニバル出場者の紹介から。
驚くことにヤング熱波杯には一般からの参加が2人もいました。
うち一人はサウナーインタビューに協力してくれたやぎちゃん。熱波師検定を取ったときしか人前でタオルを振ったことがないのに参加する精神は素晴らしいの一言です。
zakkurisauna.hateblo.jp
紹介が進行していく辺りで「熱波パフォーマンスを受けるときはTシャツ短パン推奨」という情報が入ってきて、Tシャツを持ってなかった私はこの機会にとKOUGONEWYORKのTシャツを購入。シンプルなフロントに鮮やかなバックプリント。めちゃかっこいい。
(フロント)
(バック)
一通り紹介が終わりヤング熱波杯とチャンピオンカーニバルがスタート。ちなみに2つとも出場者が違うだけでやる内容は同じなので、同時に進んでいきます。
まずは「サウナクイズ」から。3択問題に挙手制で早押し的に回答していくスタイル。
(クイズの様子)
明らかに答えのわかるものから、ちゃんとした3択までムラがあるところはフロクニクオリティ。
ほぼ覚えてないのですが、「METOSが昭島に作った施設の名前は?」とかそいうのが出題されていたと思います。
それが終わると「ペットボトル倒し」。タオルで送る風でペットボトル(少し水が入っている)を10本中何本倒せるか、というもの。
(ペットボトル倒しの様子)
意外と難しいらしく倒せない人が続出。一般の方たちだけでなく、熱波甲子園チャンプの大森熱狼さんも0本でした。そんな中で熱波甲子園西日本大会チャンプの五塔熱子さん(以下:熱子さん)は5本くらい倒していて凄かったです。
そしてお次は「風力測定」。サウナ室内で測定器を持つサウナ王に対して風を送る、というもの。
サウナ室にはお客さんは入れないから誰も見れないという謎に包まれた種目。
サウナ室近くで耳をそばだてていると、タオルのスイングの音の後でサウナ王が「2.6。」「3。」とか言っていました。風力何くらいが凄いのかわからないので数字を聞いても全くピンと来ません。
(風力測定の様子)
ちなみに、サウナ王を生で見たのはこの日が初めてだったのですが、思った以上に王としての風格が漂いまくっていました。威風堂々たる佇まいは王そのもの。背筋も「反りすぎでは?」と思うくらい美しくピンとされていました。正直めちゃめちゃかっこよかったです。
(記念にサウナ王と写真撮ってもらっちゃった)
そういえば「クイズ」も「ペットボトル倒し」も「風力測定」も結果の一覧表などは掲示されないからどうなってるのかよくわかりませんでした。
目玉企画「熱波パフォーマンス」
コンテストの最後は持ち時間3分の「熱波パフォーマンス」。この見ごたえがすごかったんです。
厳密にはサウナ室も暖まっておらずロウリュもしないので「熱波」ではないんですが。
一般参加のお二人は、慣れないながらも綺麗なタオルさばきで一生懸命風を送っておりました。最上段まで風を送ることに苦労されていましたが、それでもとても素人とは思えませんでした。
そして、芸人でもあるむらこそさんと師匠の健さんのコンビで参加した薬師湯はコント仕立て。見事なエンタメロウリュで沢山笑いをとっていました。
ジャスト3分でネタを終わらせたのはさすが芸人。相当な練習量がないと3分ジャストで終わらせるなんて出来ないので密かに感動していました。
(やのしんは元・お笑い構成作家だからそういう苦労が少しだけわかるのです)
お次の宇田蒸気さん(以下:うださん)はグラサンかけてヴィヒタを持ち込み、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」という呪文とともにタオルを舞わせながら風を送る独特のスタイル。
ヴィヒタはサウナ室に置いただけで全く使わなかったのが皆の疑問として残ったのですが、あとでご本人に聞いたらそれは神聖なサウナ室に対して供物を捧げる儀式としてなのだとか。そんな裏設定に感動。
そして九州チャンポン、もとい、九州チャンピオンのサウナサン・足立さん。
3分のうち2分はサウナサンのことについて喋っていて「おや?スイングしないのかな?」と思ったら、残り1分から強烈なストレートのスイングを連発。
他の出場者とは段違いでまるで銃声のように強く鋭く破裂するタオル音に観客みんなが驚いてあっという間に会場が沸きました。
そしてヤング熱波杯参加者ラストの湯らっくす・福永さん。
福永さんの力感の抜けたしなやかな動きに合わせて、タオルもなめらかにひらひらと舞います。
キャプテン翼で「ボールは友達」とあったけれど、こちらは「タオルは友達」といった感じで、タオルを舞わせることが大好きなのがひしひしと伝わってきて見ていてにこやかでうっとりした気分になりました。
かと思いきや後半でひとりひとりに野性味あふれるスイングをお見舞いし、その緩急にしびれました。
そしてここで一旦休憩に入ります。
休憩スペースに審査員の高石さん(まんしゅうきつこ先生の担当編集さん)がいらっしゃったのでご挨拶させて頂きました。
嬉しいことに私のサウナブログを認知して下さっており、「インタビュー面白いですね」という嬉しすぎるお言葉を頂きました。
まだ会場にみえていなかったきつこ先生について訪ねると、きつこ先生は締め切りに追われてて(実は過ぎてるけど)来られるのが20時頃になるのだとか。
(vol.2に続く)
zakkurisauna.hateblo.jp