インタビュー
①サウナに目覚めたきっかけは何ですか?
大学時代、温浴療法というものを知り、塞ぎ込みがちで不眠に悩まされていたところ、「汗をかけば眠れるのではないか」という仮説のもと、通い始める。
すると、体がリフレッシュして眠れるようになった自分に気づきハマる。
さらに、友人も同タイミングでサウナーになり、休みの日はサウナに一緒に通う日が増え、サウナが一種のコミュニティにもなった。
友人とサウナとの付き合い方を、互いに情報交換し、試す日々に突入する。水風呂の時間数、水分摂取のタイミングなど。
また、各地のサウナを開拓し始め、都内のサウナ巡りを行い、サウナ施設のバリエーションにも触れ、ますますハマる。
②サウナにはどれくらいの頻度で通っていますか?入浴の流れはどんな感じですか?
・頻度
平均すると週2。多い時で週4~5。
忙しくなると通えなくなり、週に1回もいけないこともある。その場合はととのわない日々が続き、結局仕事にも影響が出るため、最近はサウナに行くことを「出勤」と捉えて、どんなに忙しくても時間を取るようにしている。
実際に、サウナに行くことで仕事の流れが静観でき、新たなアイデアも湧き、様々に整理されるので仕事と捉えられるくらい重要である。
・入浴の流れ
1、かけ湯→シャワーで全身を綺麗に
2、サウナ入室・・・可能な限り最上段へ。8分~15分
3、水風呂 30秒~2分 or 冷水シャワー 水分補給
4、外気浴 3分~10分
2、3、4を順番に2~5回繰り返す。
終了後は湯船に浸かり、体を温めなおし終了。
③あなたにとって「ととのう」とはどういう感覚ですか?
自分の無意識が浮かび上がってくる状態=ディープリラックス。
「ああ、自分はこういうことを考えていたんだ、感じていたんだ」
→丸裸で極限のリラックス状態に自分が在る時、新たな自分を発見する瞬間、あるいは本来の自分を思い出す瞬間が訪れる。
また、ひらめくことがよくある。
ビートルズのポールマッカートニーが「Yesterday」について、「就寝中に急にメロディを思いついた」ということを述べていたが、それはまさにディープリラックスがもたらした奇跡。
それと同様に、サウナでの「ととのう」感覚は、人間の根本に備わっている神聖なる無意識がもたらす波動だと考えています。
④質の高いととのいを得るために工夫していることはありますか?
サウナ・フォームを意識しています。
例えば野球選手にも打撃フォームがあります。
同様に、サウナに臨む上でベストなフォームを研究して、現時点で行き着いたのが瞑想フォームです。
サウナ中は姿勢を正し、目をつむり、テレビがついていても見ることをせずひたすら内面に深く入り込み、汗と心臓の鼓動のみを感じるようにする。
全ての時間は行いませんが、サウナに行ったら必ずその時間を取るようにしています。
外気浴の時には全てを忘れ空を見上げることでディープリラックスに突入しやすくなります。
また、基本的には一人で行くこと。サウナに集中する。
しかし、「心得のある」サウナーと行くこともまた一つ一人ではない別の良さを味わえる。
⑤サウナ初心者にサウナや水風呂に慣れるためのアドバイスをいただけますか?
サウナは汗が流れる快感を楽しむこと。
水風呂は冷たいと思っても少しだけ耐えてみる。すると体が慣れてきて、平気な瞬間が訪れる。
⑥おすすめのサウナはどこですか?どんな特長がありますか?
■赤沢日帰り温泉館
太平洋を一望できる大パノラマと、極上の開放感。
水平線までさえぎるものなく、かつてないスケールで海と空の大パノラマが広がる大露天風呂とサウナ。(HPより)
間違いなく、日本最高峰の景色を有するサウナ。
サウナからも水平線を一望できる。露天風呂も最高で、開放感がディープリラックスを高めてくれる。
■万葉倶楽部 みなとみらい
こちらも露天風呂は横浜の港を一望でき、サウナも広く、照明が温かみのある色味で、程よく暗く、ハーブの香りがいい。
⑦サウナ以外でおすすめの何かを教えて下さい。
■勉強カフェ
私が大阪の梅田と本町にある店舗を運営しています(笑)
全国各地にあるのでサウナ前、サウナ後に集中した学習環境を手に入れたい方にオススメです。