ザっくりととのうサウナ入門

サウナ初心者向けにサウナについてざっくりとわかるように紹介するブログです。

「サ道」(サウナ界のバイブル)についていま一度学ぼう!単行本・マンガ・ドラマそれぞれを紹介!

はじめに

サウナーのほぼ100%が知っていると言っても過言ではないサウナ界のバイブル「サ道」。

それでも、最近のサウナブームによって「テレビを観てサウナに興味を持ちました!」というような方にはまだ届いていないかもしれません。

その可能性があるかなと思ったので、いま一度「サ道」がどういうものなのかをガッツリ紹介していきます。

サ道の概要

ざっくりと「サ道ってどんな内容なのか」を説明すると、「サウナの入り方指南書」だと思って下さい。

「とあるサウナの入り方をするとめっちゃ気持ちいい瞬間が訪れるよ!」というのを教えてくれているのです。

それが「サウナ→水風呂→外気浴」ですね。

まぁざっくりとはそんな感じです。

著者・タナカカツキ先生について

著者のタナカカツキ先生ですが、サウナ界ではバイブルの著者としての知名度とともに、日本サウナ・スパ協会に任命された「サウナ大使」としての活動も有名です。

サウナ大使として様々なメディアに露出されて、サウナの素晴らしさを啓蒙されたり、海外に赴いて国際サウナ会議に出席されたりしています。

しかしそもそも本職はマンガ家で、サウナ界で有名になる前から、サブカルチャーの世界では知らない者はいないほどのビッグネームでした。

その代表格になる作品が天久聖一先生との共著「バカドリル」シリーズ。

バカドリル 頭痛 (扶桑社文庫)

バカドリル 頭痛 (扶桑社文庫)

おバカなテーマに妄想を膨らませてただただおふざけの限りを尽くすこの作品ですが、お二人ともがハイレベルなお笑い脳をお持ちなので、一度ツボに入ると抱腹絶倒から抜け出せなくなります。

また、カツキ先生といえば、「コップのフチ子」の原案者としても有名です。

最近でこそフチ子さんはあまり見なくなりましたが、一時期の人気の加熱度はすごかったですね。確実に平成を語る上では外せないキーアイテムです。

オマケで僕のパワープッシュな作品を紹介すると、これまたカツキ先生と天久先生の共著で「ブッチュくん全百科」という本があります。

ブッチュくん全百科 (トイレット文庫)

ブッチュくん全百科 (トイレット文庫)

これは、架空の「ブッチュくん」という国民的人気漫画の公式ファンブックという、コンセプトからして狂っているのですが、とにかく作り込みが細かすぎるんです。

これを読んだ僕は「何という時間のムダだ!」とめちゃめちゃ感動しました。人生の一冊を挙げるなら僕はブッチュくんです。

「サ道」と「マンガ サ道」

さて、カツキ先生がどんな方かわかったところで話を次に進めましょう。

サウナ界隈にアンテナを張っていれば、方々で「サ道」が耳に入ってきますが、実は書籍におけるサ道というのは二種類あります。

活字版の「サ道」と、漫画版の「マンガ サ道」です。

サ道

サ道

マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニング KC)

マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニング KC)

活字版「サ道」は2011年に発売され、「マンガ サ道」は2016年に発売されました。

ちなみにサウナ好きが言っている「サ道」の95%は実は「マンガ サ道」のことです。

でも実は、その5年前から活字版「サ道」は存在したんですね。

内容も結構別物で、活字版「サ道」はやさしくそっと語るような文章を中心に構成されてサウナを"道"として探究していくのに対し、「マンガ サ道」はポップなテイストで「ととのったー!」をキラーフレーズに、サウナライフをエンジョイするような内容となっています。

活字版「サ道」

2011年にパルコ出版から発売された活字版「サ道」ですが、こちらはカツキ先生がサウナに目覚めて、よりよいサウナライフを探究していくエッセイ作品です。

この時期にサウナに目覚めたカツキ先生への賞賛は当然のことですが、一冊まるまるサウナのことについて書かせてくれたパルコ出版さんにも感謝しなければなりませんね。

なんといっても、この本こそが現在のサウナブームのはじめの波紋なのですから。

この作中のカツキ先生の中ではまだ「サウナ→水風呂→外気浴」という公式が生まれていないんです。

「サウナって水風呂が主役だよね」というところまでしか到達していないんです。それはすごく感慨深いなぁと思います。

ほかにも、マンガ版ではキラーフレーズの「ととのったー!」も登場しません。「ととのった」という言葉を生んだのはレジェンドサウナー・濡れ頭巾ちゃんさんですから、この頃はまだ2人が出会っていなかったということですね。

情報の充実度でいえば「マンガ サ道」の方がカツキ先生のスタイルが確立されているのでそちらに分があると言わざるを得ないですが、「サウナの開拓者」としての冒険をリアルに肌で感じられるのが活字版「サ道」の素晴らしいところだと思います。

パルコ出版の単行本は絶版っぽいのですが、文庫化されたものは今でも手に入るので、ぜひ一通りサウナを知った後に読んでみると作品をより楽しめると思います。

サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得 (講談社+α文庫)

サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得 (講談社+α文庫)

「マンガ サ道」

「マンガ サ道」は2014年にモーニングで連載が始まり、月イチのペースで連載され、2016年に第一巻が出版されました。

内容は、カツキ先生自身を主人公として、サウナへの目覚めから、サウナ仲間との対話などからの気づき、大使としての仕事、サウナ室で起こる様々なイベントなどを面白く魅力的に描いています。

濡れ頭巾ちゃんさんが発明した「ととのった」という言葉がこの作品でも使用されることでサウナ界隈に広く認知されるようになったことにはじまり、この作品から生まれた「温度の羽衣」「サウナトランス」などの言葉も用語として定着しました。

また、巻末に収録されている、濡れ頭巾ちゃんさんが選出した全国おすすめサウナ50選も、サウナーがサウナ旅をする上で参考とする貴重なリストとしての役割を果たしました。

このブログのサウナーインタビューの企画で「サウナにハマったきっかけは?」という質問がありますが、3,4割くらいの方は「サ道を読んだのがきっかけ」だと答えています。それくらい絶大な影響力があったのですね。

ちなみに、下の写真は完全にオマケですが、僕が所有する「マンガ サ道」に書いて頂いたカツキ先生のサインです。最高ですよね。

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あ、それで、第一巻が発売されて以降連載が休止となっていたわけですが、晴れて2019年5月より連載が再開となったわけですよ。

3年もの空白で、カツキ先生のサウナ観がどのように変わって行ったか、はたまた変わらずなのか、そのあたりが注目ポイントですね。

スピンオフ作品「サ旅 ハパランダ編」など

第一巻が発売されて以降、連載が休止されてしまった「マンガ サ道」ですが、実は2018年にスピンオフという形でちょこっと復活を果たしています。

その第一弾が「サ旅 ハパランダ編」です。

これは、カツキ先生がサウナ大使として国際サウナ会議に出席されたときのレポート漫画で、元々はサウナイベント「サウナイト」で数量限定発売されただけの激レア作品でした。

プラチナ化必至と思われたこの作品ですが、後に電子書籍化されることとなり、今ではどなたでも手に入るようになっています。ただし、60ページ程度の内容に対し電子書籍価格が約500円と割高ではありますが、まぁ、貴重な資料ということで。

サ旅 ハパランダ編

サ旅 ハパランダ編

それとは別に、YAMAHAのバイク「トリシティ」がなぜかサウナとコラボしていて、その企画のひとつで様々な有名漫画がサウナとトリシティを題材にスピンオフ作品を掲載するというものがあり、そこでも「サ道」は前編・後編で熊本の湯らっくすを舞台に漫画を描いています。

こちらは無料で閲覧できるので、ぜひ読んでみてください。

www.yamaha-motor.co.jp

ドラマ「サ道」

そんなサ道がついにドラマ化が決定したというではないですか!

www.tv-tokyo.co.jp

テレビ東京の2019年7月クールにて、毎週金曜 深夜0時52分~1時23分放送

出演は、原田泰造さん三宅弘城さん磯村勇斗さん宅麻伸さんと、ガチンコなサウナーが揃っています!

音楽の担当はサウナに特化したCDもリリースしているとくさしけんごさん、宣伝写真はフィンランドサウナクラブでも精力的に活動中の池田晶紀さんなどバックも磐石。

僕の記憶が正しければ、上野の北欧とか鶯谷のサウナセンターあたりがテレビが入るということで一時期使えない時間が多くあった気がするので、もしかしたらその辺りが舞台になるかもしれませんね。

そうしたら聖地巡礼みたいな感じでめちゃ混雑しそうですね。今のうちに行っておいた方が良いかも?です。

制作スタッフもサウナ好きだらけの、サウナ愛に溢れた作品だとのことなので、期待は高まるばかりですね!

個人的には若い人や女性にも刺さる仕掛けを考えてくれていると嬉しいなぁと思うところです。

でもこれをきっかけに「サウナが趣味」ということを表明しやすくなるのは間違いないですね。

おわりに

こんな感じで「サ道」のことについて、おさらいしたり初めて知ったり、何かしら魅力を感じていただけたでしょうか?

とにかく読んだ方が良いに決まっているので、まだ読んだことがない方はぜひ一度「マンガ サ道」を読んでみてください。

あなたの人生が少しきらめくひとつのきっかけとなるかもしれませんから。