チャンピオンカーニバルの「熱波パフォーマンス」
さて、休憩が開けて今度はチャンピオンカーニバル組の出番。
まずはサウナイキタイチーム(シダさんと熱子さん)。
シダさんのスイッチが完全にオンになり、挨拶もせず荒れ狂う嵐のようにスイングをお見舞いします。
熱子さんがそれを制して元気に挨拶をして2人でワイルドにスイング。
このお二人には人を惹き付ける特別な魅力がありました。
お次は大森熱狼さん。
アウフグースのスタイルではなくシンプルなロウリュスタイルですが、穏やかな解説とともに優しい風・中くらい・強い風と使い分ける技術の高さに皆が感嘆の声を上げました。
シャイだけどとても優しい熱狼さんの献身が伝わってきました。
最後は渡辺純一さん率いる秋山温泉。3人1組でのパフォーマンス。
恐らくタオルにアロマを染み込ませるという細かい気配りにより、香りを楽しみながらのロウリュに会場はうっとり。
優しく撫でるように送られる風ですが、使っているタオルが大きめで厚めだからかなのか、ふんわりだけど重みのある風がとても心地よかったです。
これで全組のパフォーマンスが終了しました。
そのまま採点に入り、お客さんは当然のように放置状態になりました。
みんなで熱波師さんと交流したり、お客さん同士感想を言い合ったりして過ごしました。
その頃だったかな?もっと後だったかな?忘れたけどステージでむらこそさんが組んでるコンビ・サイドボランチがサウナネタで漫才を披露してくれて会場が笑いに包まれたひとときもありました。
脱衣所に行ったらたまたま福永さんがいらしたので、感動をお伝えして、どういう経緯でアウフグースをやるようになってどう技を磨いているのかなど色々とお話を聞かせてもらいました。
お話の中で一番感銘を受けたのが、「お客様を楽しませるために、自分自身が一番アウフグースを楽むんです」というお言葉。
アイドルの話になっちゃいますが、眉村ちあきさんもライブで自分自身が一番楽しむことで、結果的にお客さんをとても楽しませているスタイルで、魅力のある人ってそういう共通点があるのだなーとしみじみ思いました。
表彰式
しばらく福永さんとお話しをしていたら、誰かしらから「福永さん、表彰されてるよ!」との呼び掛けがありあわててステージへ行くとぬるっと表彰式が始まっていました。
見事パフォーマンス賞に輝いていた福永さん。前日スカイスパで懇親会をしたときに「パフォーマンス賞は取りたいな」と仰っていたので、念願の受賞となりました。おめでとうございます。
続いて技能賞は圧倒的なスイングの破裂音で会場を沸かせた足立さん。
ご本人は優勝を狙っていたので悔しそうでしたが、本当に素晴らしいパフォーマンスでした。
そしてヤング熱波杯の優勝は……福永さん!
ご本人は驚かれていましたが、これはみんな満場一致だったと思います。
卓越したタオルを操る技術とタオルを愛する気持ちと野性的な一面を見せる意外性。総合的な点数が高かったのは想像に難くありません。
(勝者の舞)
さて、お次はチャンピオンカーニバルの表彰です。
まず、パフォーマンス賞は秋山温泉。
タオルにアロマを仕込んだり3人で上手くローテーションして場を循環させたのは見事だったので納得です。
そして優勝は……大森熱狼さん!
これも満場一致だったと思うんですけど、熱狼さん本人だけ自分じゃないと思っていたようで仕事着も着替えてリラックスモードでめちゃめちゃ驚いていました。
そういうところも込みでめちゃめちゃかわいかったです。
そして林さんにイジられまくってタジタジな熱狼さん。それもかわいい。
(かわいい熱狼さん)
そんなこんなで表彰もぬるっと終わりやることがなくなったので歓談タイムへ。
そしたらやぎちゃんがやってきて、実は事前に約束してたやぎちゃんお手製ビーフ&ポークジャーキーをくれました。
半端ない旨さ。やぎちゃんのハートの強さだけでなく手先の器用さにも驚きました。何でもやりたいと思ったら体が動いちゃうんだとか。すご。
アウトドアイベントをやる方(サウキャンさんとか)、やぎちゃん連れてくと美味しいジャーキーを提供出来るので確保しておいた方が良いですよ!
熱波集会から熱ッスルマニアへ
さて、お次は私にとっては謎の熱波集会。
何をするのかと思ったら、浴室にドラムを設置してタックンジョーさん(以下TJ)が叩いてギターを弾く人がいて、それにあわせて井上皇帝がマイクパフォーマンス。
(ここ浴室なんですけど)
盛り上がる盛り上がる。
TJのドラムとギターが異常に上手くて、あとでTJに直接聞いたら、TJ自体もともとプロを目指して音楽をやっていて2年アメリカに音楽留学していたことがあり、その時にアメリカで出会ったギタリストが今日弾いてくれている方なのだそう。
なんという贅沢さよ!それは自然と体がノッてしまいますわ。
そんなプロ級のリズム隊に合わせて井上皇帝が自由に語るんですから、盛り上がらないわけないですよね。
(自由な井上皇帝)
そして熱ッスルマニアへ。
トーナメント制で何をするのかと思いきや、ロウリュをしたあと5分間対戦者たちが向かい合い言葉とタオルを武器にバトルするという内容でした。
ラップのフリースタイルバトルの熱波師版と思ってもらえればわかりやすいかもしれません。
でもラップと違うのは悪口は言いません。言い負かすのではなく、相手のことを尊重した上で自分の信念や覚悟を語り合ってタオルを浴びせ合うプロレススタイルです。
ロウリュサービスの革新的な形をそこに見ました。
タイミングの兼ね合いで見損ねたものもありますが、なべさんvs熱子さん、松田慶三さんvs TJ、重本さんvs井上皇帝の3カードには参加しました。
それぞれ勝敗はついたものの、皆かっこよくてお客さんから愛されていました。
特に重本さんvs井上皇帝は凄かったです。
とにかく5分間(というかそれ以上)ただただタオルの振り合いです。
600スイングくらいいったと思います。
お互い時おり言葉を発していましたが、もう言葉なんかなくても観客には伝わってくるものがありました。井上皇帝の勝利にはなりましたが、観客には感動の一戦だったことは間違いありません。
(vol.3へ続く)
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