ザっくりととのうサウナ入門

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銭湯フリークインタビューvol.7 ムッティさん(30歳男性・銭湯歴20年)

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プロフィール

お名前:ムッティ
お住まい:東京
年代:30歳
性別:男性
銭湯歴:約20年
webサイト:
twitter.com

www.instagram.com

インタビュー

①銭湯にハマったきっかけはなんですか?

銭湯の盛んな青森県八戸市出身のため、幼い頃から祖父や母親に連れられてよく近所の銭湯へ通っていました。

そのため銭湯はずっと身近な存在でしたが、ハマるというほどでもなく…。

本格的にハマったのは3年ほど前、まだ地元で働いていた頃にヨッピーさんの交互浴の記事を見てからです。
ure.pia.co.jp

肩凝りや腰痛持ちだったこと・手軽に始められる趣味を探していたこともあり、一度やってみると絶大な効果を体験して見事にどハマり。

多い時には週4で市内あちこちの銭湯を巡り、1日2箇所の銭湯や温泉をハシゴすることもありました。

その後転職とともに引っ越し、現在は東京での銭湯ライフを満喫しています。

②銭湯に通う頻度はどのくらいですか?どんな入り方をしますか?

・頻度
週1~2回、主に時間の取れる土日に通っています。

・入り方
入浴方法:前述の交互浴

1.かけ湯をした後に洗い場のシャワーで足の裏など汚れやすい部分を軽く洗い流す
2.一旦ぬるめのお湯に浸かって身体を温める
3.身体と髪を洗う
4.交互浴開始。
最初は温度の低い浴槽から熱い浴槽へと徐々にシフトしていき、サウナがあればそれも挟みつつ大体4〜6セットほど。
その日の体調によってセット数を調節しています。

平日に行く時は、お湯と水風呂の温度差がある「ハード系」の銭湯に行くことが多いです。
サクッと4セットほど、時間にして大体1時間くらいを目安に。

休日は温度差のあまり激しくない「マイルド系」や、少し遠出をして大体6セットほど。時間にして1時間半〜2時間ほどの入浴でリラックスしています。

③銭湯において重要視しているポイントはなんですか?

あつ湯・ぬる湯・水風呂が揃っていて、なおかつ浴室が清潔か

割とどこの銭湯も当てはまりそうですが(笑)、逆に言えばそれだけで充分。

いろいろな種類の浴槽がある銭湯も面白いですが、普段使いの銭湯はシンプルな方が好みです。

④銭湯の魅力ってどんなところですか?

手軽にリラックスできる点と、銭湯巡りをする時のワクワク感です。

広い浴槽で脚を伸ばして、温かいお湯に浸かるのって、当たり前のことですが凄く気持ちいいですよね。

なおかつ身体の疲れが取れて心も安らいで、それでいてそんな体験がわずか4〜500円でできてしまう驚きのコスパの良さ。

そして、新規開拓時に「どんなお風呂があるんだろう」「ここはどれくらい僕をととのわせてくれるのかな?」といったことを考えたり、その際に普段乗らない路線や近所でも普段通らない道を歩いて街を探検するのが非常に楽しいですね。

⑤おすすめの銭湯はどこですか?

■1.青森県八戸市 みさき浴泉
幼い頃から祖父に連れられ行っていた昔馴染みの銭湯です。
柔らかいトロン湯は気持ちよすぎてずっと入っていられるし、何より水風呂がめちゃくちゃ冷たくてもう最っ高!

ここは、八戸市内の銭湯でも1.2を争うほど水風呂が冷たいのではないかと思います。
www.instagram.com


■2.板橋区 大山駅 みやこ湯
雰囲気がなんとなく上述のみさき浴泉に似ており、そしてここもまたあつ湯と水風呂の温度差がある「ハード系」のため、池袋に住んでいた頃はよく通っていました。

男女で入り口が分かれていて番台もあるという、昔ながらの作りなのに入浴料を電子マネーで決済できる意外性もまた◎
1010itabashi.or.jp


■3.大田区 雑色駅 照の湯
あつ湯も水風呂も黒湯で、日替わり薬湯や無料のサウナもあります。

外観、脱衣所、洗い場とそれぞれに雰囲気が違っていてなかなかにカオス(褒めてる)
ota1010.com

⑥銭湯以外のおすすめを何か教えて下さい。

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「銭湯以外」ということなので、日帰り入浴ができる旅館などオススメの温泉を紹介させてください。

■1.きたぐに旅館(岩手県二戸市)
金田一温泉という山間の鄙びた温泉街にある、日帰り入浴可能な旅館です。

まさに「岩風呂」と呼ぶのに相応しい雰囲気のある浴室、炭酸泉でもなさそうなのにガンガン身体があたたまる温泉…と素晴らしい施設。

水風呂や水シャワーは無いですが、カランから出る水がバッチリ冷たいのでしっかり交互浴できます。

近くには豊臣秀吉の奥州仕置総仕上げの舞台となった九戸城もあるので、城めぐりの後などに是非。
www.kindaiti.com


■2.すもも沢温泉郷(青森県七戸町)
「温泉郷」と言う名ですがこの一軒だけ、しかも周りは森と田んぼ。

しかし、入浴料200円という破格の価格設定で濃ゆいモール泉がドバドバ掛け流しという、最高さが約束された公衆浴場です。

ここも設備は温泉の主浴槽と洗い場のみで超シンプル。また鍵付きロッカーが無いため貴重品管理は自己責任で。

1時間1000円の家族風呂があるので、複数人で行く際にはそちらがいいかも。
tobun.jp


銭湯関連のおススメなのですが、僕の地元・八戸周辺の銭湯はなんと朝4~5時から営業しているところが多いです。

これは早暁から漁に出ていた漁師さんたちが港に帰った後、銭湯で魚臭さを洗い流してから街へ繰り出すため…と言われています。

身体を洗うボディタオル代わりに漁業用の網を使っているお父さん方もいて、港町の風情を感じられるかと思います。

銭湯の数も30軒ほどと多く、サウナも無料なのであちこち巡ってみるといいかもしれません。

上で紹介した温泉やその他の秘湯、近隣の観光地(十和田湖・奥入瀬渓流など)にも、車を走らせると1〜2時間くらいで行けちゃいます。

八戸市にはそのほかにも港の岸壁で行う日本最大級の朝市や、昔ながらのディープな飲屋街なんかもありますので色々と楽しんでいただけるかと。
hachinohe-kanko.com

関東のサウナー・銭湯フリークの皆さん、銭湯ブルーオーシャンである青森県八戸市へ、観光がてら是非いらしてください。