はじめに
サウナを好きになってから、サウナのついている銭湯にも行くようになって、その居心地の良さに銭湯が好きになってしまった私。
そしてひょんなきっかけで銭湯検定というものの存在を知り「せっかく銭湯が好きになったのだからついでに検定を取ってしまおう!」と思い立ち、難易度とかもろくに調べないうちに4級の受験を申し込んで取得に至りました。
勢いに任せてしまえばそんなことも可能ではあるのですが、本来資格を取得する上で必要なのは傾向と対策です。
というわけで、銭湯検定4級がどんなものでどのように勉強すれば良いかなどを丁寧に解説していきます。
銭湯検定4級の概要
- 実施期間:5月頃~9月頃の約5ヶ月(年によって異なる)
- 受験方法:①オンライン ②オフライン(問題をダウンロードし自宅で受験)
- 受験料:①オンライン1000円 ②オフライン1500円
- 試験範囲:公式テキスト『銭湯検定公式テキストⅠ』から8割程度、それ以外から2割程度
- 試験時間:100分
- 出題形式:選択形式(3択)
- 合格基準:50問中35問以上正解
- 合否通知:1ヶ月程度
- 勉強時間:不要(回答は書籍・インターネットでの調査OK)
- 運営:日本銭湯文化協会(03-5687-2635)
- 有資格者特典:銭湯検定3級の受験資格
- 作者: 社団法人日本銭湯文化協会,町田忍,米山勇,町田忍米山勇
- 出版社/メーカー: 草隆社
- 発売日: 2009/07/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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解説
まず思うことが、検定にしてはかなり受験料が安いですよね。
あと概要を見て頂ければわかりますが、難易度がめちゃめちゃ低いです。
何と言っても「回答は書籍・インターネットでの調査OK」なのですから。(問題用紙の備考にそのように明記されています)
これだけで、ちょっとでも興味を持った人には「ぜひ取っちゃいなよ!」とオススメしたいものです。
さて、念のため勉強方法について書いておきますと、ググれるのでもちろんノー勉強でも十分合格することができます。
とはいえ、問題によっては公式テキストを読まないと回答しづらいものも少しあるので、ざっと公式テキストに1回目を通しておき、どこにどんなトピックが書いてあるかくらいはわかるようにしておくとよりスムーズです。
問題例
出題の傾向ですが、銭湯の歴史にまつわる問題の割合が最も高いです。次いで銭湯の建築様式について、その次が銭湯豆知識といったところでしょうか。
一般常識だけで解ける問題はほとんど無いと感じました。
問題のテイストはだいたいこんな感じです。
※過去問ではなく、あくまで私が作った例題です。
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・例題
【1】石榴口の由来について記述のある『骨董集』の著者は( )である。
①西沢一鳳軒 ②山東京伝 ③三浦浄心
【2】現在、現役の銭湯絵師は全国で3人のみだが、最高齢の絵師は( )である。
①丸山清人 ②中村盛夫 ③田中みずき
【3】映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で一家が営んでいる銭湯の名は( )である。
①幸の湯 ②花の湯 ③松の湯
・解答
【1】② 【2】① 【3】①
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ぜひ参考にしてみて下さい。
おわりに
繰り返しになりますが、銭湯に興味を持っているのなら取っておいて損の無い資格です。
歴史や建築様式に触れることで銭湯に行ったときの楽しみ方の引き出しが増えますし、テキストを読めば入浴に対する考え方もちょっと変わると思います。
そして何より、今まで以上に色々な銭湯を巡ってみたいと思う様になるはずです。
銭湯業界は斜陽産業で廃業が相次ぐような厳しい現実ですが、利用者である私たちの側からも働きかけて活気をもたらしたいものですね。